送別会幹事のための完全ガイド & チェックリスト
送別会を成功させるために必要な準備や、当日の流れを網羅できるまとめ記事。はじめての幹事は必見です。

送別会の幹事を任されたとき、何から始めればいいのか迷ったことはありませんか?
今回の記事では、初めてでも送別会幹事としてスムーズに準備を進められるよう、チェックリストや具体的なポイントを実際の準備の流れに沿ってわかりやすく解説します。
※なお、本記事の内容は一般的な職場での送別会を前提にしています。送別会の種類によって必要となるタスクや決定事項は異なるため、あくまで一例となります。
幹事を任された際には、ぜひ一読ください。
送別会幹事の基本的な役割と必要なスキル
送別会の幹事は、イベント全体の成功に向けた「舵取り役」です。幹事としての基本的な役割と、スムーズな運営に必要なスキルについて紹介します。
基本的な役割
役割 | 内容 |
---|---|
全体の進行管理 | タイムテーブルの作成や各プログラムの開始・終了の調整など、イベントの流れをしっかり把握して管理します。 |
日時や場所の調整 | 参加者の都合を考慮して、最適な開催日時を決定します。さらに、交通の便や設備などを考え、適切な会場を選定します。 |
予算の管理 | 参加人数、会場費、飲食費、景品費など各費用項目の見積もりを立て、全体予算内で収めるための費用調整と精算管理を行います。 |
プログラム企画 | 送別会ならではの思い出に残る企画や演出を考え、参加者全員が楽しめるプログラムの構成を企画します。 |
幹事に必要なスキル
スキル | 説明 |
---|---|
計画性と柔軟性 | しっかりとした事前準備と計画を立てる一方で、予期せぬ変更やトラブルに対しても迅速に対応できる柔軟さが求められます。 |
参加者への配慮 | 参加者全員が気持ちよく楽しめるよう、意見やニーズに耳を傾け、細やかな気配りを心がけることが大切です。 |
リーダーシップ | イベントの中心となる幹事として、チームや参加者をしっかりと導き、全体をまとめるリーダーシップを発揮することが成功の鍵となります。 |

送別会の全体スケジュールとタイムライン
送別会の計画をスムーズに進めるための全体の流れを、各重要ポイントとともに紹介します。
1. 事前準備
送別会幹事の最初のステップは、しっかりとした事前準備です。ここでは、参加者のリストアップ、プログラム企画、そして会場選定・候補選びに焦点を当て、具体的な作業内容とポイントを紹介します。
参加者のリストアップ
👉 参加者全員の把握
送別会に参加するべきメンバーや、関係者を漏れなくリスト化します。職場の送別会であれば、部署や役職、関係性に応じて、誰に声をかけるかを整理しましょう。
👉 連絡手段の確認
連絡が取りやすいように、最新のメールアドレスや電話番号、またはLINE、チャットワーク、Slackなど、職場で一般的に利用される各種連絡ツールの情報も把握しておくことが大切です。これにより、幹事チーム内での役割分担や情報共有を円滑に行うことができます。
👉 役割分担
参加者だけでなく、幹事補佐や当日のサポート役など、事前に役割を割り振ることで、準備や当日の進行がスムーズになります。
プログラム企画
👉 内容の充実度
送別会では、送られる方への感謝の気持ちやこれまでの功績を称えるスピーチに加え、余興として参加者自身が企画する軽いパフォーマンスを用意し温かい雰囲気を作ることが一般的です。
また、予算に応じて、プロのミュージシャンやマジシャン、コメディアン、さらにはスペシャルゲストによるサプライズ演出など、エンターテインメントとしてよりプロフェッショナルなパフォーマンスを取り入れることもよいでしょう。参加者全員が楽しめる内容を心がけましょう。
👉 タイムライン作成
各プログラムの開始時刻や進行時間を明確にして、全体の流れが見えるタイムラインを作成します。これにより、当日の進行が滞ることなく進むよう準備できます。
👉 リハーサル
可能であれば、主要なプログラムのリハーサルを行い、スムーズな進行と予期せぬトラブルへの対策を事前に確認しておくと安心です。
会場選定・候補選び
👉 条件の明確化
会場選びは、参加人数、予算、立地条件、アクセスのしやすさ、設備など、複数の条件を考慮して候補を絞り込みます。送別会の雰囲気に合った会場かどうかも大切なポイントです。
👉 候補リストの作成
必要であれば、複数の会場候補をリストアップし、実際に見学する日程を決めます。見学時には、座席配置、音響設備、照明、駐車場の有無などをチェックしましょう。
👉 打ち合わせの実施
会場の担当者と事前に打ち合わせを行い、利用可能な設備、オプションサービス、キャンセルポリシーなど、疑問点をしっかり解消しておくことが大切です。
次のステップでは、日程調整と出欠確認という、より具体的な準備に入っていきます。

2. 日程調整と出欠確認
事前準備ができたら、次に参加者全員が出席可能な日程を確定します。ここでは、効率的に日程調整と出欠確認を行うためのポイントと具体的な手順を紹介します。
✅ 日程調整をする
送別会の日程調整は参加者全員の都合を把握し、(要人が参加できる日時の中で)最も多くの人が参加できる日程を迅速に決める必要があります。
✅ 出欠確認の実施
迅速な調整のために、回答期限を明確に設定しましょう。期限を設けることで、早期に出欠状況が把握でき、スムーズに次の準備ができます。
また、回答期限が迫った際に自動でリマインダーを送ることで、回答漏れを防ぎ、未回答者へのフォローアップもスムーズに行えます。
✅ 集計と最適日程の選定
ツールで集計された結果をもとに、各日程の出席可能な人数、重要な関係者の参加状況など、総合的に判断し、日時を決定します。
もし、全員の都合が合わない場合は、代替日や部分参加の対応を検討し、提案することで調整を行いましょう。
✅ 参加者への連絡
日程が決定したら、全参加者に対して速やかに通知します。メールやグループチャット、ツールなど、全員に確実に伝わる方法を選びましょう。
また、参加者の名前、連絡先、所属部署など、必要な情報をリスト化しておくと、急な変更や連絡時にも迅速に対応できます。

3. 会場手配・予算の管理
ここでは、効率的な会場手配と、限られた予算内で送別会を開催するためのポイントを紹介します。
会場手配
👉 会場予約のタイミング
希望の日程が決まったら、早めに会場予約を進めることが重要です。人気のある会場は予約が埋まりやすいため、候補をいくつかピックアップして比較検討しましょう。
※すでに会場が決まっている場合は、会場についての詳細をチェックし、利用条件やキャンセルポリシー、追加料金の有無をしっかり把握しておきましょう。
👉 設備とサービスの確認
会場の設備(音響、プロジェクター、照明など)やサービス(ケータリング、装飾、スタッフのサポートなど)を確認します。送別会のコンセプトに合わせ、必要なオプションが利用可能かどうかをチェックすることが大切です。
👉 会場の立地とアクセス
参加者全員が集まりやすい場所か、公共交通機関や駐車場の有無を確認しましょう。アクセスの良さは参加率に大きく影響します。
👉 見学と打ち合わせ
必要であれば、実際に候補会場を訪問し、現地の雰囲気や設備状況を直接確認します。担当者との打ち合わせで、利用条件やキャンセルポリシー、追加料金の有無などの詳細を確認することで、トラブルを未然に防ぎます。
予算の管理
👉 全体予算の設定
送別会にかけられる総予算を明確にし、各項目(会場費、飲食、装飾、余興など)にどの程度の費用を割り当てるか、あらかじめ計画を立てます。全体予算内で収めるために、優先順位を決めると良いでしょう。
※一人当たりの予算が決まっている場合は、参加人数に基づいて総予算を計算し、その枠内で各項目の費用配分を見直す必要があります。
👉 見積もりと比較
必要に応じて、複数の業者から見積もりを取り、サービス内容や料金を比較検討します。同じ条件であっても、業者によって価格やサービスが異なるため、総合的に判断をしましょう。
👉 費用の内訳管理
各項目ごとに詳細な費用の内訳を作成し、支出の進捗を定期的に確認します。これにより、予算オーバーを未然に防ぐことができます。
👉 予備費の設定
突発的な費用や予想外の支出に備え、予備費を設定しておくと、急な変更やトラブルにも柔軟に対応できます。
👉 支払いスケジュールの調整
会場や各サービス提供者との契約内容をしっかりと確認し、支払いのタイミングや方法についても明確にしておきます。特に、前金やキャンセル料の条件を把握しておくことが重要です。

4. 送別会当日の流れ
送別会当日は、スムーズな進行と、参加者全員が安心して楽しめる環境を整えるために、以下のポイントに注意して運営を進めましょう。
リハーサルと最終確認
👉 事前リハーサル
当日、主要なプログラムやスピーチ、余興などの流れを簡単にリハーサルしておくと、予期せぬトラブルにも迅速に対応できます。
👉 最終確認ミーティング
幹事や各担当者と最終確認のミーティングを行い、役割分担やタイムライン、トラブル時の連絡体制などを再確認します。
受付と会場セッティング
👉 受付体制の確認
参加者が到着したらスムーズにチェックインできるよう、受付カウンターや案内板を設置しましょう。参加者リストを元に出欠確認を行い、必要に応じて、名札やプログラムの配布も忘れないようにしましょう。
👉 会場レイアウトの最終チェック
事前に決めた座席配置、ステージや装飾の配置、音響や照明の状態などを最終確認し、必要に応じて調整します。
プログラム進行と時間管理
👉 タイムラインに沿った進行
事前に作成したタイムラインを基に、プログラムの開始時刻や各アクティビティの進行を管理します。状況に応じて、進行役がアナウンスすることで、参加者にも時間の感覚を共有できます。
👉 臨機応変な対応
予期せぬ延長や、急なトラブルが発生した場合でも、柔軟にスケジュールを調整できるよう、臨機応変な対応を心がけましょう。

5. フォローアップ
イベントを成功させるためには、送別会が終了した後も、迅速かつ丁寧なフォローアップが大切です。ここでは、参加者や関係者への感謝の気持ちを伝えるとともに、イベント全体の振り返りを行い、次回に向けた改善点を明確にするための具体的な手順を紹介します。
お礼の連絡
👉 感謝のメッセージ送信
送別会に参加してくださった皆さん、協力してくれたスタッフや会場の担当者へ、感謝のメールや手紙を送りましょう。
👉 個別対応
特に協力が大きかった方や特別な役割を担った方には、個別のメッセージやお礼の品を用意すると、より感謝の気持ちを伝えることができるでしょう。
フィードバック収集と反省会の実施
👉 フィードバックの収集
イベント終了直後に、オンラインアンケートや簡単な意見交換の場を設け、参加者からプログラム内容、会場の雰囲気、運営の進行状況などについて率直な意見を募ります。これにより、参加者の生の声を集め、成功点や改善点を明確に把握することができます。
👉 分析と議論の準備
回収したアンケート結果や意見を整理し、共通の課題や特に評価されたポイントをまとめます。これを後日の反省会で使用することで、具体的な改善策の検討ができます。
👉 反省会の実施
幹事メンバーや協力スタッフなど必要なメンバーを集め、反省会を行います。アンケートなどで収集したフィードバックに基づいて議論し、イベント全体の振り返りを行います。
記録の整理と報告
👉 イベントの記録
送別会の写真やビデオ、アンケート結果、会議の議事録など、関連する情報を整理し、保管しておきます。これらは、次回の企画時に参考になります。
👉 報告書の作成
必要であれば、イベント全体の流れ、参加者の反応、費用の内訳などをまとめた報告書を作成し、上司や関係部署へ提出します。透明性の高い運営を実現することで、信頼関係の構築になります。
ここまで、送別会の事前準備から運営、フォローアップまで各項目における重要なポイントを解説してきました。場合に応じて修正は必要ですが、各工程のポイントを把握することで、イベント準備の全体像が明確になったのではないでしょうか。

ここからは、これまで紹介した各項目を一目で確認できるよう、送別会の準備に必要なタスクを「チェックリスト」でまとめました。こちらを活用すれば、当日のトラブルも未然に防ぎ、安心してイベントを成功させる準備が整います。
チェックリスト
送別会の成功には、準備段階から当日、そして事後のフォローアップまで、各工程で確認すべき項目をしっかり把握することが重要です。すべての工程を漏れなく管理するためのチェックリストを、【事前】・【当日】・【事後】の3項目に分けて紹介します。
【事前チェックリスト】
✅ 参加者リストと連絡手段の確認
- 参加者の情報収集と参加者リストの作成をする。
- 連絡手段(メール、チャット、リマインダー機能)の確認と設定をする。
✅ 日程調整と出欠確認
- 候補日の設定とアンケート送信を行う。
- 出欠状況(参加人数)の確認と最適な日程の確定をする。
✅ 予算と費用管理
- 各費用項目(会場費、飲食費、景品費など)の予算を明確にする。
- 費用負担方法の決定と精算ルールの共有をする。
✅ 会場選定と予約
- 候補となる会場をリストアップし、各会場のアクセス(交通手段や駐車場の有無)、収容人数、そして以下のような設備についてチェックをする。
カテゴリー | 設備内容 |
---|---|
必須 | - プロジェクター - スクリーン - 音響設備 |
あると望ましい | - Wi‑Fi環境 - 柔軟なレイアウト変更が可能な空間 - 飲食サービス - 追加設備(照明、空調など) |
※あくまで一般的な例なので、適宜調整してください。
- 予約手順の確認やキャンセルポリシーの確認をし、予約確定をする。
✅ プログラム企画とタイムライン作成
- 各プログラムの内容・時間配分の決定をする。
- タイムテーブルの作成とリハーサルの実施をする。
【当日チェックリスト】
✅ 受付・集合の確認
- 受付体制のチェックと参加者の受付状況の確認をする。
- 会場内の配置、設備の最終確認をする。
✅ プログラム進行管理
- タイムテーブルに沿った進行状況のモニタリングをする。
- 各担当者と最終確認をする。
✅ トラブルシューティングの準備
- 予期せぬ変更やトラブルへの対応策の確認をする。
- 緊急連絡先の再確認と対応マニュアルの準備を必要に応じて行う。
必要なもの:必要に応じて準備しておきましょう。
<受付・会場準備関連>
☑️ 受付用備品
- 参加者リスト、名札、ペン
- プログラム配布物・パンフレット
- 案内看板・誘導サイン
☑️ 会場装飾
- テーマに沿った装飾品(バナー、ガーランド、テーブルクロスなど)
- フラワーアレンジメントやキャンドル
- 会場内の案内表示
☑️ 音響・映像機器
- マイク、スピーカー、音響機器一式
- プロジェクター、スクリーン、ケーブル類
- 照明機器
☑️ 飲食関連
- ケータリング用の食器、カトラリー、グラス
- ウェルカムドリンクや追加ドリンク
<プログラム進行・エンターテインメント関連>
☑️ 進行用備品
- タイムスケジュールや進行表のコピー
- 司会者用のマイクやメモ用紙
- 各プログラムの進行サポートグッズ(ビンゴカード、景品抽選用具など)
☑️ 景品や記念品
- 送別される方への記念品(フォトフレーム、記念品ボックスなど)
- 参加者向けの小物景品(お菓子、キーホルダー、オリジナルグッズなど)
- エンターテインメントに必要な小道具や賞品
<その他>
- 応急処置キット
- ごみ袋、掃除用具(突発的な清掃対策)
【事後チェックリスト】
✅ 費用精算の完了
- 領収書の整理や、立替費用の精算をする。
- 次回に向けた予算・費用管理の改善点の整理をする。
✅ フォローアップとフィードバック
- 参加者へのお礼やアンケートの送信をする。
- イベント全体の振り返りと改善点の記録をとる。

モダンな日程調整ツール「Attendar」の紹介
送別会に限らず、大人数で集まる会では日程調整が鬼門。最小の労力で、かつ参加者のカレンダーに他の予定がどんどん入る前にサクッとスケジュール調整を完了したいところです。
Attendar(アテンダー)は、特にグループでの日程投票機能に長けた予定調整ツールで、参加者が多い場合でもスケジュール調整の手間を大幅に軽減してくれます。

Attendarのおすすめポイント
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カレンダーの画面上をポチポチとクリックするだけで、候補日時を簡単に設定することができ、回答者はそれらに○ × △をつけるだけ。
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デモページも用意しているので、ぜひ使い勝手を試してみてください 👇
📌 フォーム(アンケート)も同時に作成可能
送迎会や食事会などでは、日時と出欠確認以外にもちょっとした質問やアンケートを取りたいことってありませんか?
Attendarならフォームも簡単に作成できるので、Googleフォームなどを別途作って送る、という必要がありません。
相手側も、日程投票の流れでフォームに回答することができ、一回で回答を済ませることができます。
📌 完全無料で利用可能!
使いやすい上にフォームまで作れて、すべて無料で使えます。
さらに、カレンダー連携などの機能が必要なければ、アカウント登録すら不要です。作成者も回答者も両方、アカウント登録やメールアドレス入力の必要はありません。
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